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2013年2月14日発行 3刷
46判ハードカバー、264ページ
1997年3月8日深夜に発生した「東電 O L殺人事件」。ネパール人マイナリ氏は一審無罪、高裁逆転有罪判決を受けます。
2012年11月7日、再審無罪が確定しましたが、この事件は日本の刑事裁判が抱える基本問題の縮図ともいえました。
ゴビンダ・プラサド・マイナリ氏の弁護人である著者は、15年半に及んだ公判の経験を記した本書を通じて、裁判員裁判という民主主義の時代に、刑事裁判の鉄則について、その重要性を問いかけます。
神山啓史(かみやま・ひろし)主任弁護人との対談収録。巻末に詳細な裁判年表つき。