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哀しくも、温かな、日本と朝鮮の物語!
金永希(えいき)――血のつながらない日本人の私を娘とし、ありとあらゆる愛情を注いでくれた、朝鮮人のお父さん。人知れず他郷の地に埋もれたままとなっている父へ、心からの「ありがとう」。
著者;桜井美智子(小料理屋「こうこ」初代女将)
46判、折袖表紙装、120ページ
装幀:巖谷純介
装画:柿崎かずみ(牛乳パック版画)
版元より:
著者が経験した事実を物語ふうに綴りました。登場する人名・地名・団体名すべて実名です。幼い頃に実の両親とはぐれた金永希は、朝鮮人炭鉱労働者になりました。そして樺太に生まれた著者は、産みの両親のもとで育つことができませんでした。物語の背景となる歴史的事実を
2019年10月2日毎日新聞夕刊が特集しています。